犬の遺言
比較的有名な詩だと思うのですが、「犬の遺言」という詩があります。
ちょっと長いですが、引用しますね。
【 犬の遺言 】
人間は死ぬとき、
遺言を書いて、
愛する人に全てを残すという。
ボクにもそういう事が
できるなら、こう書くよ。
可哀想なひとりぼっちの野良犬に
ボクの幸せなお家を譲ります。
ボクのフードボールや
豪華なボクのベットも
柔らかい枕もオモチャも
大好きな(飼い主の)膝の上も
ボクを優しく撫でてくれるその手も
優しい声も
今までボクが占領していた
あの人(飼い主)の心も
あの人(飼い主)の愛も…
ボクに穏やかな
最後を過ごさせてくれたその場所を
ボクをギュッと抱きしめてくれた
そのぬくもりも。
ボクが死んだら、
「こんなに悲しい気持ちになりたくないから
もう2度とペットとは暮さない。」
って言わないで
その代わりに、寂しくて、
誰も愛してくれる人がいない犬を選んで、
ボクの場所を
その子にあげてちょうだい。
それがボクの遺言だよ。
ボクが残す愛…
それがボクが与えられる全てだから
引用終わり
これをはじめて読んだのは、まだはなさんを雇う前で、
ワンコと暮らした事が無く、素直に
「うんうん、そうだね、ワンコって素晴らしいね」と思ったことを覚えています。
はなさんを雇った今、相変わらずボスはこの詩が好きなのですが、
さて、はなさんに当てはめたとき、はなさんはこういうことを言うかしら?と思ってしまいます。
はなさんを雇う前、ボスはワンコとは、
飼い主に忠実でけなげな素晴らしい生き物だと思っていました。
でも、実際はなさんと暮らしてみると、はなさんは、
やきもち焼きで、
ぐうたらで
意地汚い
あまり素晴らしくない生き物でした。
はなさんだったら、きっとこんな素晴らしいこと言わないだろうな~と思います。
きっと新しいワンコを迎えたら、草葉の陰で、
「ボスははなのなのに…あれもこれもはなのなのに…」とぐちぐちいうと思います。
でも、はなさんを暮らしてから、たいして素晴らしくない生き物であるワンコが
前よりちょっと好きになったボスは
きっと「だって死んじゃうほうが悪いのよ~」と言いながら、
新しいワンコを迎えることになると思うのです。
いや、はなさんの事は別に可愛くないけどね…
あづみの動物病院
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